NO.15 サンティアゴ滞在二日目 ヤコブ像での不思議な出来事



8月8日

 しみついてるねー 今日はフリーの日なのにやっぱり早起きしてしまった。 7時過ぎ 目の前の公園をブラブラし 昨日とは違う道から旧市街へ そしたら魚市場にでた


 磯の匂い 久々の感じだ、海が近い町って感じがする。  さらに歩いて大聖堂の外周の道に出た まだミサまで時間がある 旧市街をぶらり

  お土産屋がある 大聖堂の置物、Tシャツなどのよくあるお土産まで 黒い石などを使ったアクセサリーショップもある高い!何の石?  昔からありそうな本屋もあるし さすが旧市街まとまって色々な店がある そして丁度いい所に 一人で入れるひっそりとしたバルがあった ここで朝食だ! 頼んだのは変な卵料理 でもバルのいいところはケースに料理が入っていて見えてるから良い! それをくれ の一言で済む そしてうまい!

 朝食を終え 一休み それでもミサまで時間が早い でも大聖堂の中もちゃんと見てないし 先に大聖堂に向かう! 大聖堂の入り口は正面入口と右と左に分かれている、そしてAno Santoと呼ばれる数年に一度だけ開かれる聖なる門が後ろにある でも今年はその年ではないし 昨日は正面から途中まで入ったし あまり形式ばるつもりもなく近かったので 聖堂正面入口からではなく バルから近い右の方から入った

 中は人が多いのに冷たい 石造りのせいかな!? 祭壇を中心にして その祭壇の後ろも外周として回れる感じになってる その後ろ外周には聖母マリアやイエスの像が何本ものロウソクと共に立っている 

 いろんな思いをして歩いてきたのに今は淡々とロウソクを眺めている

 ここに来るまで色々あったのに 俺の感情は落ち着いている 起伏の無い水平状態 

 の様に感じてたが…

 それは外周を見て回り 最後に聖堂真ん中にある黄金の聖ヤコブ像を柱越しから振り向き見た時だった 



 心は静かで何事もなかったはずなのに 急に眼が熱くなり 涙が出るときの感覚に襲われ あともう少しで涙が出そうになった    

 感情と意に反する体の反応 こんなスピリチュアルな事自分も体験するとはね! とゆうか体の反応だからフィジカルか! 

 まぁ10秒もない出来事だったけど!

 不思議だった。

 しばらく待つと歌と一緒にミサが始まった。

 このミサを取り仕切る司教様の言葉と共に 大きな香炉 ボタフメイロ が振り動かされ始める 巡礼者を清める香炉 が修道士達の手により大きく振り動かされる  漂い始める香のかおりと煙

 俺はいろんな事に祈り感謝した 

 普段から健康で入れた事や自分を取り巻く環境の有難さに  

 両親 兄夫婦 そのおなかにいる姪っ子 じいちゃんばあちゃん  ジェライ パト リバティー カール レベッカ カルロス夫妻 モッズとお父さん カルレスとその家族 アンヘル フェルナンド ログローニョの公園で出会ったリンゴをくれた優しいおじさん アルベルゲのママホスピタレーナに
 出会った人に 助けてくれた人に 今まで人生で世話になった人に そしてこの道に 

 これからの幸福が訪れる事を祈る。


スペイン語よくわからないけど 司教様の最後のお言葉でミサは終わった。

 しばらくの間大聖堂をくまなく散策し 旧市街もブラブラして 一人じゃなんなのでジェライに電話をかけた  

 ジェライ「オーヨシオ! ミサには出たか? 」  

 俺 「でたよ 色々とよかったぜ 今どこにいるの?」  

 ジェライ「今 レストランで昨日言っていた オランダ人の子といるんだ〜」  

 俺「おー!そうかー!ごめん 悪い時にかけちゃったな」

 ジェライ「気にすんなよ よしおも来いよ案内するよ今どこ?」

 俺「大丈夫!いいんだジェライ また電話するよ!うまくいくと良いね彼女との事」

 ジェライ「そうかありがとう またな バイ!」

 俺「バイ」

 ジェライ おまえの素晴らしい何かが始まることを祈ってるよ!

 旧市街でインターネットカフェに入り メールで親にサンティアゴに着いた事と明日フェニステレに出発する事をつたえた。

 夕方 夕飯時なのに相変わらず腹が減らない だから今日もこれにて就寝!

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